わたしにとっての誕生日(2016.3.13更新)

完璧に月1更新になっている肉球日記。
3月分、お待たせ致しました!

今月はやっぱり、バースデーライブについて綴りたいと思います。
といっても、今わたしが必死に準備中なのは、もうこれ以上言う必要ないと思うから、笑
これまでのバースデーライブの軌跡、そしてわたしがこの日にかけている想いを、ここに残していくね。

一番最初のバースデーライブは、シンガーソングライターとして初めてステージに立った日でもあります。
2008年。『see the sun!』@天窓.switch。

3.20 058

3.20 217

若!わっかーーー!おののく!!まだ、透明感と緊張感があるわね!笑

つやつやストレートのロングヘア、と見せかけて、これ実はエクステ。
前日までショートだったのに、突然ロングで登場して、みんなを驚かせました。
(わたし昔からこういうの好きなのね、笑)

この頃は、ピアノの旭さんと、パーカッションのChieさんだけで、トリオの編成。
セットリストも、8割オリジナル、2割はカバーだったんだ。

客席は、立ち見が出る程の満席だった。
初めてのライブがワンマンっていう、なんとも無謀で男らしい幕開けは、この後のわたしの活動に大きく影響したと思う。

2009年。『Fly away』@Star Pine’s Cafe。
憧れのスターパインズで、初めてのワンマンライブ。

IMG_9886@@

IMG_0488@@

ともかく作りこむのが好きで、ヘアメイクも髪型もこだわりまくってたんだよね。
ナチュラルなんて考えられなかった。笑

タイトル通り、飛躍したいっていう思いが溢れてた頃。がむしゃらに、ともかく上へいきたかった。
1年前の天窓の倍はあるスターパインズ、当時のわたしにとってはかなり高いハードルだったけど、このハードルが越えられなかったら、上なんてないと思ってたの、良く覚えてる。

幕が開いた瞬間飛び込んできた、憧れの二階席、高い天井、素敵な照明、自分に課した目標動員の達成。
嬉しくて、一曲目の出だしから胸が詰まって歌えなかった。
まだまだ頑張れる、ステップアップできるって、そんな気持ちでいっぱいだった。

2010年。『Just as you are!』@グレープフルーツムーン。
わたしにとって大きなターニングポイントとなったバースデーライブでした。

IMG_8775

IMG_8443

実はこのライブ、バースデーライブ史上最低の集客数で、正直寂しい会場だったの。
ライブの宣伝も、ほとんどしなかったし、出来なかった。

ものすごく、疲れていたんだよね。
飛躍を目標にかかげた2009年からこの2010年にかけて、ドラマーのChieさんをはじめ大きな別れがいくつもあって、もうヘトヘトだった。
どれだけベタ踏みしても、かからないアクセル。自分の身体じゃないみたいで、悔しくて、悲しくて。

だけど、会場に入って、空席がしっかり見えるステージに立った時、今この瞬間に大きく変わらなくちゃ駄目だって思った。
今日この環境で最高のパフォーマンスが出来なかったら、絶対に先は無いって感じたの。

結果、それまで出来なかったことがたくさん出来たライブになったんだよね。
ステージを降りた後、味わったことの無い達成感を手にしてた。

2011年。会場はもちろんStar Pine’s Cafe、リベンジがしたかった。
だけど、一週間を切ったところで、東日本大震災が起きました。

3月11日から、毎日毎日、すごく悩んだ。
こんな時だからこそ歌いたいという気持ち、どんな理由にせよ公演を中止したくないという想いが溢れる反面、ライブハウスというあまり安全とは言えない環境に、みんなを閉じ込めることが出来るのか、その責任が負えると言う問い。

でも、笑うことすら不謹慎だと言い出したメディアを前に、決行を心に決めた矢先、福島第一原発でのニュースが飛び込んできて。公演を中止にすることを決めました。
みんなに届けたい思いは、たくさんあった。
だけど、正しい情報がわからない、世の中全体が不安定な中で、外に出てほしくないという気持ちが、勝ってしまった。

だから、みんなが家の中で楽しめるように、YouTubeでの限定ライブを決行しました。
歌ったのは、Des’reeの「You Gotta Be」、オリジナル曲の「虹の雨」と「どんな君も愛してる」。
この時も、旭さんに伴奏してもらったよ。
たくさんの「見たよ」の声、そして海外の方からのエールコメント、嬉しかった。

2012年。『Dear My Life』@Star Pine’s Cafe。
4th Single『Dear Your Life』と絡めたタイトルで、リリースライブでもありました。

IMG_0232

160310_2

二重のリベンジを込めたスターパインズは、思いもひとしお。
でも、この回はもちろん、泣かなかったよ。やりきりたいって想いが強かった。
だから久しぶりに全編ドレッシーに、真っ赤なドレスとか着てみたりしました。笑

ピアノに重きのあるシンプルなサウンドから、バンド感のあるサウンドに焦がれ始めた頃。
パーカッションのバッカスさん、そしてオバタさんにサポートいただくようになったのも、ちょうどこのあたりから。
初めてヴォーカルゲストを迎えた回でもありました。
当時KANEKOで活動していたU-Kenさんは、旭さん繋がりで知り合ったの。

自分の曲を違う誰かが歌ったり、今までとは違うメンバーが奏でるのを聴いて、たくさんの発見があった。
まだまだ視野が狭いんだなって思ったし、もっと色んなひとと色んな形でやりたいって思い始めたんだ。

2013年。『Start of Something New』@KAMOME。
初めての、都外でのバースデーライブ。

IMG_8240

IMG_8471

ゲストにはトロンボーン&コーラスの柴田透さんをお招きしました。
憧れのホーン!楽しかったし、嬉しかった。

東京生れ東京育ちで、ファンの方も東京在住のひとが中心だったこの頃、横浜でのライブってどうなんだろうって、ちょっと悩んだんだけどね。
2012年に初めてこの「KAMOME」っていうライブハウスに出て、絶対またやりたいって思ったんだ。
誕生日だから、わがまま言ってもいいよね?っていう気持ちも、ちょっとあった。笑

そんなわたしのわがままに付き合ってくれた優しいみんなに囲まれて、無事に迎えた26歳。
少し、自分ひとりでやることに、限界を感じ始めてた。
どうしたらもっと多くの人の前で歌えるだろう、どうしたらもっと新しいことに挑戦できるだろう。
そんな迷いや、ほんの少しの期待を、タイトルに込めたの。

2014年。『Clear』@gee-ge。
いろんな決意を胸に挑んで、過去一番泣いたバースデーライブ。笑

IMG_4467

IMG_4502

年始に、事務所への所属の話が舞い込んで来ました。
でもまだ確定はしていなくて。
もしそうなるのなら、たくさんのものを捨てなくちゃいけない、選択を迫られているような状況だった。

悩んだね〜ほんと、死ぬほど悩んだ。死ぬほど悩んで決めたから、全然後悔してないんだけどね。
色んな条件を飲んで、REIを捨てることを決めました。もちろん、表面的に。
これは、当時応援してくれているひとを裏切るような行為だったのかもしれない。
だけどわたし、自分の家族も含めてね、わたしなんかに時間やお金を投資して応援してくれるみんなに、今までとは比べものにならないようなお返しがしたかったの。
そう考えたとき、失敗するかもしれないけど、挑戦してみたいと思った。

結果、離れてしまったひともたくさんいた。
わたしも、思っていた以上に辛いこともたくさんあったし、短期決戦に終わってしまった。
だけど、横井玲っていう自分の名前を掲げるようになったこと、自分の音楽の譲れない場所を確信できたこと、このライブで正直な気持ちを話せたこと、どれも本当によかったと思ってる。

このライブの前からわたしを応援し続けてくれているひとにも、離れてしまったひとにも、感謝の気持ちでいっぱいです。

2015年。『01』@樂屋。
初めての2Days公演!

_37A0976

_37A1183

Untitled_1.2.1

これはもう、詳しくは爪研ぎ記録“0”“1”を振り返ってねって感じだけど、笑
そうだなあ、今だから話せるとしたら、なんだろう。自分を取り戻す為の旅の始まり、だったかな。

やりたいことを、やりたい人たちとやる、歌いたい曲を歌う、着たい服を着る。
こうやって書くと、自分本位でみんなのこと考えてないみたいに聞こえるかもしれないけど、いっぱい考えて、みんなもそんなわたしが見たいんじゃないかって思ったんだ。

わたしは基本的にものすごく見栄っ張りだし、プライドも高いから、勝ち戦しかしようとしないの。
結果負けたりはするけどね、自信のない内は、内に秘めて闘うことの方が多いんだ。
だけどこの回は、失敗するであろうこと、たくさん挑戦した。恥かいてもいいって思って。
みんなに隠すことなんて何にもないって、伝えたかった。

この日から1年かけて、横井玲を取り戻してきました。

そして、2016年。『わたしの全て』@MANDALA。
もう、一週間後だね。

今わたしを応援してくれる虹猫ズ、そしてこの2年、わたしを一番近くで支えてきてくれたメンバーと、共に過ごせること。
とても嬉しく思います。
一体どんなミラクルが起きる、素敵なライブになるのかな。

中学生の頃、生きていることがすごく無意味だと感じていた時があったの。
同級生の友達、頼れる先輩や先生、そんな人ひとりも居なかった。
当然誕生日は嬉しいものではなかったし、なんだか申し訳ないような、少し悲しくなるような、そんな日だったんだよね。

だけど、高校生になって、たくさんの人との出会いに恵まれて、こんなに面白い、楽しい時間もあるんだって知った。
初めて「女友達」も出来て、16歳の誕生日は、クラスの子にお祝いしてもらって、すごく嬉しかった。

それでね、卒業の年の誕生日、ちょうど在籍していたコーラス部での卒業公演があったんだけど、
リハーサルの終わりあたりで突然、先生がバースデーソングを弾き始めて、そこにいたみんなが大合唱で歌ってくれたの。

嬉しかったというより、生きててよかったじゃんって、ちょっと他人事のように思っちゃって、今思えばすごく薄い反応をしちゃった。
でもその時、誕生日っていいものなんだなって思ったの。
「おめでとう」って言われるのはわたしなのに、わたしより嬉しそうにそう言ってくれるみんなが、わたしがそれまで歩んできた道を、わたしっていう存在を、まるごと肯定してくれるみたいで。
そんなみんなを見て、幸せを感じたとき、両親にも本当にありがとうって思った。

それ以来かな、わたしの節目が、元旦でも、4月1日でもなく、3月20日になったのって。
何か新しく始めるとき、大事な決めごとをするとき、必ずこの日を選ぶようになった。
それで、21歳の誕生日がシンガーソングライターのスタートラインになって、過去8回もこんな風に、目標や決意を改めながら歩んできたんだ。

だからね、この日にみんなが会いに来てくれること、おめでとうって言ってくれるのが、本当に何よりのプレゼントなんだよ。

シンガーソングライターとして歩んできた8年と、29年歩んできたわたしの全て
最高の歌に乗せて、包み隠さずお届けします!
一週間後、元気な顔見せてね。

よっしゃ!また1つ大きい階段上るぜ!
 

2016.3.13 玲

“わたしにとっての誕生日(2016.3.13更新)” への6件の返信

  1. 私がお会いする前の初々しいREI(玲)ちゃんがいる(笑……決して今がスレてるということではありません……今は大人の魅力で!)
    順風満帆から苦悩そして原点回帰して現在に至る歴史をしっかり受け止めさせていただきました。
    私にとって3回目のバースデーライブ参戦、ますます楽しみになりました。
    どんなセトリになるのかな?

    1. DOKODEMOakiraさん

      いつも応援ありがとうございます!
      今がすれてるって事?なんて聞いてないのに…まったく素直なんだから…笑
      それにしても、3回目ですか!
      もっと長いこと応援してもらっていたような気がしてた~。
      どんなセトリになりますやら、どうぞお楽しみにー!!

  2. 2012年「Just as you are」で元気をもらってから早4年、それ以前にももちろん沢山の事があったのですね。成長、挑戦、区切りの日を何度と見られたのは嬉しく思います。そしてこれからも、その日を楽しみにしています。
    まずは来週、何とか行ける様に頑張ってるところです。ライブ応援していますので、こちらも応援して下さい(笑)

    1. shindo-sanさん

      いつも応援ありがとうございます!
      今回のバースデーライブ、「Just as you are」に思い入れのある人には、更にグッとくると思う。。
      念が呪いになる一歩手前くらいまで応援してるので(笑)、なんとか、今年もお会いできますように!
      猫の目掲示板からメールが届くのを心待ちにしてまーす!

  3. すごい年表ですね。
    ひとつひとつにちゃんと意味も意義もある感じで。
    半分位からですけどその前の四年も何と無く分かるような気がします。
    楽しみにしてます。
    いつもの事ですが体調にはお気をつけて。終わった後ぶっ倒れてもいいですが(笑)

    1. hinomaruenjinさん

      いつも応援ありがとうございます!
      すごいかな、ただがむしゃらだっただけな気もするけど(笑)
      自分のために、自分を愛してくれる人のために、誕生日には意味を持たせたかったんだと思う。
      元気な顔見せます!ので、見せてくださいね!

コメントを残す