2016年5月28日。
暑すぎず寒すぎず本当に気持ちいいお天気の中、のんびり感漂う土曜の街を闊歩。
さすがのわたしももう迷わないこの会場は、親戚の家みたいな感覚です。
だいたいご一緒する旭さんも、もはや親戚のようだし、店長の優子さんとも、なんでも話せるしね。笑
でも到着するなり、珍しくびっくりすることがあったの!
ちょうど対バンのWalking down by lowがリハーサルしててね、おーカッコいいなって聞きながら準備してたんだけど、メンズユニットのはずなのに、女性コーラスが聞こえるわけ。
あれ?と思って良く見たら、コーラスっていうかドラマーが、、、優子さん?!
実は優子さん、サルパラダイスってバンドのボーカルでもあるんだけど、ドラムも叩けるという話は聞いていなかった。笑
思わず二度見しちゃったよ!
自分たちのリハーサルはと言えば、特にステージに慣れる必要もないのであっと言う間に終わってしまい、早々にスタジオへ~。
今回は“いつもの”的なラインナップとは少し違ったから、直前リハでも発見がたくさんあったよ。
スタジオを出ると、街は素敵な夕暮れ時!美しい空に癒されました。
外の看板も、フラッシュたくことなくこの明るさ。夏の訪れを感じるね。
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オープニングは、最近定番となりつつある「Take a Chance acoustic ver.」。
これ今回ね、みんなの体がなんとなく動いちゃってるのが見えて、思わずニヤッとしちゃった!
なんか手拍子って感じでもないし、かといってじっくり聴いてもらうのも違うじゃない?
気楽に楽しいっていうか、聴いてほしいテンションで聴いてもらえてた気がして、嬉しかったな♪
旭さんとのアコースティックアレンジ、代表的なものはこの曲と「ひまわり」かなって思うんだけど、
変わったリズムに歌詞をはめることで、“歌詞を流さずに喋れる”っていうのが、すごくイイんだよね。
メロディの流れに乗って気持ちよく歌ってると、どうしても流れちゃう歌詞が出てくる。
ブレスの位置も、普通に喋るのとは違うところに来るしね。
メロディを聴かせたい気持ちももちろんあるけど、わたしはやっぱり言葉を届けたいから、歌うよりも喋るに近いアレンジは、みんなと話してるみたいですごく楽しいんだ。
これからもっと新しい曲にも挑戦したいと思ってます!
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そして、ワンマンでもないのに珍しくトライしたカバー曲、「Nothing Compares 2 U」。
まさかの、会場で知ってるひと一人だけだったけどね、やって良かったよ。笑
わたしね、マニアックなファンではなかったけれど、プリンス、すごく好きだったの。
だから、マイケルの時と同じくらい、信じられないニュースだった。
MCでも話したけど、ちょうどツアーの出発を控えた夜中だったんだよね。
名古屋に向かう車中は、ずっとプリンスの特集をしてるラジオをつけてて、Purple RainからThe Most Beautiful Girl In The World、たくさんの名曲が流れてた。
その中でふっと入ってきたのが、シニード・オコナーのNothing Compares 2 U。
すごくグッときて、ライブでやりたいなって思ったの。
ありきたりで、シンプルなメッセージの別れ歌だけど、ちっともヒステリックじゃないところが好き。
nobody else but youじゃなくて、nothing compares to youって表現が好きだった。
Prinsは本当に誰とも比べられない、比べようが無い存在だけど、わたしも、多分誰しもが、誰かにとってそうなんだろうなって思ったよ。
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それから、久しぶりに歌ったオリジナル曲「It’s so unusual~愛して~」。
こちらも、知ってるひとがほとんど居なかったね。笑
最近、思わず耳を塞ぎたくなるような事件が多いでしょう。
わたしはその中の1つの事件が本当に辛くて、かなり落ち込んでいたの。
落ち込むと言うか、色んな想いが込み上げてきて、全然整理できなかった。
それでね、答えが出せないのはわかってたけど、どうすればこうならなかったんだろうって考えてたの。
世間では、こうするべきだった、ああするべきだったって沢山の意見が出ていたけれど、そういう表面的なところじゃないんじゃないかなって思ったんだよね。
相手を認める。否定しない。拒絶しない。許す。そういう、本質的なところで愛するってこと。
ものすごい綺麗事に聞こえるかもしれないけど、そういうことが大事なんだと思うの。
この曲はわたしが21の時に、チベット侵攻についてたくさんの事を知って、書いた曲。
だけど、そんな大きなスケールの話じゃなくて、普通の生活をする上で、ひととの関わりを持つ上で、大事だと思う事がたくさん詰まってるんだよね。
みんなの心に、何かひっかかるものを残せていたら、嬉しいな。
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で、今回はこんなモモンガみたいな衣装を着たよ~☆
とか言うつもりで撮ったこの写真。今となっては、注目してほしいのはそこじゃない。
耳!このイヤリングよ!!
留めがゆるかったのか、ライブ中に片方がポロンと落っこちたのね。
100歩ゆずってそれはいいわよ、仕方ないわよ。
問題は最後!ライブの最後よ!
プリンスへ捧ぐ「Nothing Compares 2 U」を歌い!
今を生きる誰かになんとか届いてほしいと「It’s so unusual~愛して~」を歌い!
それでも希望に満ちた未来を信じて「The morning sun rises」を歌い終わったところで!
もうひとつのイヤリング、ポロ~ン、、、
台無しじゃないのよ!!!
というわけで、このイヤリングはもう二度とステージで使われないことが決定いたしました。笑
2年間お世話になりました、、、
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そんな、まぬけなエンディングだったけれど、気を取り直して旭さんと一枚!
もう何回目になるんだろう、旭さんと二人でのライブ。
ひとって誰でも、長く一緒に居るとダレや慣れが出てきちゃうものだけど、わたしはそれがすごく嫌い。
自分は絶対そうなるもんかって、いつも思ってる。
旭さんとは特に付き合いが長いから、つい緩んでしまう時もあるけど、大事なところはいつもしまっているように、毎回少しでも新しいものが生まれるようにって思いながら続けています。
また次回、もっと新しいものを生み出さなくちゃ。
そしてそして、噂の対バンWalking down by lowと、その仲間たち!笑
メンバーが濃すぎて紹介しづらいんだけど、Walking down by lowは左上下のお二方。
お隣のスティック持ったお姉さんが、スペシャルドラマー兼、真昼の月夜の太陽の店長 優子さん。
右端は、Walking down by lowのゲストボーカル、うつぼのボーカル コサックさん。
この6人、全員が全員何かしらで繋がっているというすごい偶然で、話が尽きませんでした!
対バンは偶然だったんだけど、こういうのって嬉しいよね。
知り合いと一緒にライブできること自体久しぶりで、楽しかったなあ。
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さぁ次回は、お待ちかね!
3か月ぶりの都内ワンマンライブ!
年間で一番お客さんが集まらない、バースデーライブ後のワンマンライブ!です!笑
現実的な諸事情はさておいて、恒例のHome Live。
わたしも適度に気を緩めつつ、みんなの気もしっかり緩められるライブにしたいな。
日々、我慢や緊張の多いひとこそ、ウェルカム!
暗~い顔で来てくれてもいいよ。終わるまでに、ちゃんと気の緩んだ顔にしてあげる。
いい空間にしようと思ってるから、期待して来てね!
あと、虹猫ズ。不安だから、早めに予約お願いします。笑
それじゃあ、2週間後に会いましょ〜♪
【セットリスト】
Take a Chance acoustic ver.
ひまわり acoustic ver.
Nothing Compares 2 U(Prins カバー)
It’s so unusual~愛して~
The morning sun rises